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  • 執筆者の写真Julia

曲の生い立ち「聞かせてください」

更新日:2022年2月12日

みなさん、こんにちは、珠里愛(ジュリア)です!

去年12月にリリースされたRuah Worshipのシングル「聞かせてください」はすでにお聴きいただけましたでしょうか?今日はこの曲がどのようにして出来上がったのか、どのような思いが込められて作られたのかをお話しできればと思います!


「聞く」というテーマで曲を書こうと考え始めたのは去年の3月です。

私はEquipper Conferenceと呼ばれるJapanese Christian Fellowship Network (JCFN)が主催している修養会に賛美ディレクターとして携わっていました。「テーマソングとなる曲を書いて欲しい」と依頼を受けたのがこの曲を作り始めたきっかけです。その年のテーマとして掲げられていたのが、イザヤ55章3節から「Listen ~ そうすれば生きる」で、「主の声に聞く」とは、また「聞き従う」とは、というかなり難しい質問をタックルしていこうというテーマでした。


テーマソングとなる曲を書くというのはかなりのプレッシャーなのですが、考えていくうちに自分がそもそも主の声に聞き従うことができているのか、「聞くって?」「神様の声?」と、どんどん自分自身に問いたい質問が出てくる一方で、曲へのインスピレーションは何ヶ月も降りてきませんでした。初めは明るい曲調で書くつもりだったのですが、自分の霊的状況が表わされているように徐々にテンポも落ち、暗め(!?)の曲になっていきました(笑)


ピアノの前に座りながらひたすら歌詞を変えてはメロディーを変えたりと、曲の提出期限が迫ってきている中、曲の完成形も見えないという焦りともどかしさで頭の中は大混乱状態でした。「主の曲を書きたいと思っているのに、なんで何も降りてこないの?なんで何もくれないの?」と文句を交えた祈りをしていく中で、私の祈りはこのように変わっていきました。「イエス様、聞かせてください。語ってください。あなたの声を聞くために、私の耳と心を開いてください。私はもう黙ります。あなたが語ってください。」


「主が語ってくださらない」と感じる時はすごく苦しく、花であれば萎れていく感覚に似ているのでないかなと感じます。修養会のテーマがイザヤ55章からきていると最初にお話しましたが、こう書かれています。「耳を傾け、わたしのところに出て来い。聞け。そうすれば、あなたがたは生きる。」この曲を書くプロセスの中で、質問がたくさん出てきていたのに、それに対する答えもいただけないまま私は必死に作詞・作曲をしようとしていましたが、主は「沈黙の中でも語られる方である」ということを私は学びました。焦りとイラ立ちで荒れていた私の霊が少しずつ静まっていき、語ろうとしてくださっている主に耳を傾けられるようになっていき、ようやく呼吸ができた気がしました。


この曲はそのプロセスの中で生まれた「祈り」にメロディーをつけた曲です。


どうか皆さんがこの曲を通じて、「聞かせてください」と心から私たちを生かす主に祈ることができますように。主のことばは私たちのいのちです。



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